hさんの先生にいわれたぶんしょう

「スサノヲはイザナキが黄泉の国から帰り、鼻をすすいだときに生まれた神で、同じ時に右目から生まれたアマテラスの姉弟にあたる。スサノヲは父であるイザナキに海を治めることを命じられるが、ははの国へいきたいといって泣いているばかりだったので追放されてしまう。それをアマテラスに知らせるために高天原に上るがアマテラスに疑われ、スサノヲは高天の原を奪おうという邪心はないといいはるが、なきいさちによって実質的に高天の原を占拠している。疑うアマテラスに心の清いことを証明するためにウケヒをし、スサノヲは手弱女を生んだためそれに勝ったというが、アマテラス側からは正勝吾勝勝速日という神が生まれていて勝ったのはアマテラス側と考えられる。通常ウケヒには前提条件があるが、このウケヒにはそれがなく、神意を正しく理解し、解釈することが求められている。だがスサノヲにはそれができていないために政を行えないという古事記のもうひとつの文脈が見える。その後スサノヲは言動と行動が一致せず、様々な乱行をする。そのせいでアマテラスは石屋戸に隠れてしまい、神々は手を尽しなんとかアマテラスを石屋戸からだすことに成功するが、結果スサノヲは高天の原から追放される。穀物起源の神話では、オオゲツヒメを殺し、そこからでてきた様々な穀物やカイコを国づくりの司令神であるカミムスヒと共にもたらす存在でもある。これは国造りの一環として考えられる。葦原中国に下り、ヤマタノオロチからクシナダヒメを助け、オオナムチを生む。」